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セカンドライフに見る仮想現実社会向けマーケティングの在り方

ニュース(海外)

2月26日にCNET Japanでは全世界で390万人が住人登録している巨大仮想空間「Second Life(セカンドライフ)」が4月にも日本に上陸するという記事が掲載さ、れ、多くの企業が新たな市場機会を伺い、インターネットマーケティング戦略の一つとして検討するようになった。

しかし2週間後の3月7日には企業の期待とは裏腹に一般ユーザからの受けはあまりよいものではない、という厳しい指摘が成された記事が掲載されている。

セカンドライフは一般ユーザに浸透しない?

ITMediaの記事によると、セカンドライフが不評な理由を7つの項目に基づいて指摘しており、項目としては「導入までの手間の多さ」「高すぎる要求スペック」「操作性の悪さ」などが挙がっている。

近年はAJAXに代表されるようにWebコンテンツも動的で利便性の高いサービスへと変化を遂げており、またウィジェットなど豊富なプラグインに(ウィジェットをプラグインと呼ぶには御幣があるが)後押しされ、Webブラウザで行えることは飛躍的に増えてきた。そんな時期に専用ソフトを必要とするセカンドライフはある意味で時代に逆行しているとも言え、PC操作があまり得意ではない人々からしてみれば十分敷居の高いものとなろう。

高すぎる要求スペックというのも特にグラフィック)と言うのも近年のグラフィックボードの進化とは裏腹に(引き換え?)に、放熱処理が難しくなり、タワー型のPCをくみ上げるような人達で無い限り、その恩恵を十分に預かれない人が出てきている。

特に、タワー型PCというのはそれだけでスペースを取るために、ノートPCや省スペース型PCを好む人が多いのは依然、変わらない。省スペース型向けのグラフィックチップも目覚しい勢いで開発されているが、省スペース型PCやノートPCでスムーズな描画を行うためには最高スペックとも言えるPCを購入しなければならないだろう。

果たして、セカンドライフにそこまでの投資効果が得られるか?一般ユーザにしてみれば未知数な事柄や習得しなければいけない事(操作方法やセカンドライフの世界観等)が多いことを考えると、私のようなコンピュータ業界に身をおくものですら躊躇してしまう。

仮想現実社会が現実社会さながらになる危険性セカンドライフにおける評価の中で何よりも危惧していることは、「右を見ても左を見ても広告だらけ」という現状だ。セカンドライフに大きな可能性が秘められていることだけは疑いの無い事実だとしても、企業は、セカンドライフの世界に、現実社会の世界観をむやみに持ち込んではいけない。セカンドライフの優れた点は「仮想現実」にあり、自由な発想の元(※)、人々が現実社会では考えられないようなサービスや生活を楽しむことにあり、結果的にセカンドライフ内にマクドナルドが開店することがあってもそれは住人の意思によって作られたマクドナルドであって、企業の論理で作られているものではないのだ。※ ここでいう自由とは責任が付随する文字通り「Free」を意味する。

知的財産に対する関心が高まり、模倣商品に対し、適切な対策を打つことは大切だが、せめてセカンドライフの空間では、マクドナルドがワクドナルドと銘打たれていようとも適切な運営をしている限り笑って過ごせるような度量が欲しい。

SEO対策が企業だけが行うものではなく、SBMやブログ等と組み合わせた顧客い(消費者)一体型のマーケティングが検討されていることを企業各社は考えてみて欲しい。

参照:
CNET Japan
390万人の「仮想空間」上陸 セカンドライフ、4月にも日本語版
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20343918,00.htm

ITMedia
Second Life“不”人気、7つの理由 (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0703/07/news074.html

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