マイクロソフトが提供するSEOツールに見られるWeb戦略

 米Microsoftは2007年8月23日、Live Searchの公式ブログでSEOに関するツールや情報をまとめたサイト運営者向けに「Webmaster Portal」というポータルサイトを開設することを明らかにした。LiveSearchでは、MSN関連のサービスが利用できるのが常であったが、近年のSNSやSecondLifeに代表されるようなユーザ参加型、ネットワーク型のコミュニティの台頭を受けてか、日記(ブログ)に写真の追加・共有などが簡単に行えるようになっている。

 勿論、従来の「友人の追加」も可能だが、サイトデザインを見るといかにも今時風になっている事が伺えるだろう。これまでは自分自身のプロフィールを編集し、それをMSNメッセンジャーでのやりとりの中で後悔していくようなイメージであったが、いまのサイトはブログや写真、情報の共有をWeb上で行い、必要に応じてMSNメッセンジャーでチャットを楽しむといったスタイルに変化しているように感じてならない。

さて、話をWebmaster Potalに話を戻そう。このWebMaster Potal。今秋に様々なツールが公開される予定となっているが、SEO対策に関するツールや情報が得られるというのは半ば当たり前のように思えていながら実に興味深い。

と言うのも、これまではWeb製作とSEO対策は効果的なWebコンテンツを作るという意味では同じ仕事をしていたが、それぞれ別の専門分野であった。しかし、昨今ではレンタルサーバでも「SEO対策がなされています」(これはこれで、どの程度の事がなされているとSEO対策がなされていると言えるのか?そもそもどの程度の品質を保証しているのか?といった数々の疑問は拭えないが)といった文言が並べられており、それだけSEO対策というのが専門家だけのものでは無くなってきたと考えられる。

実際問題として、ホームページビルダーのようなWeb製作ソフトを経て、いまや当たり前となっているブログやWiki等の普及によりHTMLを知らなくてもWebページを簡単に 作ることができ、それによって卓越した専門技術を持つ業者等はいまだ健在だが、単なるHTMLをかける程度のWeb製作者はもはや殆んどと言って良いほど存在しない現状を考えると、SEO対策というのも今後は当たり前のように実装されていく技術となるのかもしれないだろう。

そのように考えていくと、レンタルサーバ業者にとっては新たな仕組みを導入せざるを得ないため、なやましい問題だが、見方によってはこれによって差別化をはかる良いチャンスかもしれない。

MSNのようにMSNメッセンジャーというキラーソフトを持つ企業を相手にどのように差別化をはかっていくか。サーバ業者間の知恵の競い合いが今後ますます激化していくであろうとともに、SEO対策の対象も一般中小企業等では無く、Webプラットフォームを持つ、大手ISP等を対象に、いよいよ本格的なビジネス展開が進むのかもしれない。

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One Response to “マイクロソフトが提供するSEOツールに見られるWeb戦略”

  1. WHJ Says:

    いつも新鮮な情報ありがとうございます。「Webmaster Portal」のデビューは楽しみにしてます。

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