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ますますセキュリティ意識が高まる検索サービス
2008年5月6日、米Yahoo!とMcAfeeは検索結果に含まれる有害・危険なサイトに警告を表示する「SearchScan(サーチスキャン)」ベータ版の提供を開始したと発表した。「SearchScan」とはMcAfeeが提供する”SiteAdvisor”の技術を利用し、同システムによってスパイウェアやアドウェアといった ソフトウェアをインストールしようとするサイトやフィッシングサイト、大量スパムメールを送信する恐れのあるサイトなど、危険と判定されたサイトを 判定するもので、Yahoo!の検索結果に対し赤いアイコンで警告をする仕組みとなっている。 Yahoo!は、SearchScanによって誰でも安全に検索サービスが利用できるようになると説明しており、現在の対応状況は米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、スペインとなっている為、日本はまだ未対応だ。
今回のYahoo!の発表は非常に興味深い。というのも今まで「検索サービス」というものが、安全性という点にまで情報発信サービスの形態を進化させてきたからだ。これは「検索サービス」が目指す目的としては依然として変わらないが、利便性を追求してきた段階から、もう一つの切り口である安全性というものについて軸足が移ってきた、という見方もできる。元来、「検索」というのがユーザにとって「データ」を提供するのではなく「情報」の提供である事に端を発しているのだが、「情報」の提供に非論理的な要素である感情的要素が含まれる以上、最終的な判断はユーザが下すことになる。
従って、幾ばくかの「選択肢」を示すというのは当然のことであり、その選択肢の精度を高めるべく、例えばamazonは顧客の履歴を追うことで「リコメンド」という形態で実現を目指し、Googleはページランクと言った形で情報の意味づけを行ってきた。
しかし、そういった利便性を追求し続けることで検索サービス自体が「情報」を提供し出すと、必然的にこれらのデータが「適切か?」という点だけでなく「安全か?」という問いかけに答えていく必要がある。Yahoo!の今回の試みはまさにその点について一つの解を示したと言えよう。既にGoogleでもそういった試みは始められており、来るFirefox 3.xでは、こういったサイトの安全性を示すタグを判別し、アドレスバーの色を変えるといった機能が盛り込まれるとされている。今後はサービスにも「安全性」が強く求められることは避けられないだろう。
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