行き過ぎたSEOと弊害

 先日、大手検索エンジン企業、Yahooのヘルプページに下記のような文言が追記された。

本機能を、SEOやいやがらせ等の目的で利用する行為は禁止しています。そのような行為を発見した際には、なんらかの措置をとる場合があります。

本来、検索エンジンは利用者が円滑に物事を調べるためにあるものなので、SEO対策のように「意図的に上位にランクインさせる」という行為の規制は当然であり、わざわざ書くほどのことでも無いとも思える。

それにしても、「嫌がらせ」と「SEO」を並列に下記並べられてしまっているのを見ると、正当なSEO対策を行っている業者にしてみればとんだとばっちりと言った所であろう。しかし、昨今の検索エンジンの普及度合いと利用頻度は爆発的に伸びており、それに伴い安易なSEO対策をするサイトも増えつつある。特に近年見られるのが「自動生成」とおぼしきサイトの存在である。どういったサイトかというと、例えばフリー・ソフトウェアを探そうと適当なキーワードを入力してみるとそのソフトウェア名称に加え「無料」「ダウンロード」といった形で様々なサイトが表示され、実際にサイトへ移動してみると単なるミラーサイトであったり、あるいはVectorや窓の杜と言ったソフトウェア配布サイトへのリンクしか無い場合すらある。

加えて腹立たしいのが、そういったサイトの右や下に「タグ」とおぼしき文言が多数見られることで、読み返してみると「ソフトウェア」「(ソフトウェア名称)」「ダウンロード」「フリー」「無料」・・と、考えつく限りの関連キーワードが並べ垂れられている。こんなサイトを検索結果の上位に持ってきてしまう検索エンジンのお粗末さに若干の腹立たしさと、既に10年近い歴史を持つインターネットの世界で、当初よくみられた単語の列挙サイトと同じ現象に陥っている事実に呆れつつ、そのサイトを後にしている。

ソースコードを見ると流石に当時とは異なり、インテリジェンス(?)な記載になっているが、ユーザにしてみれば無用の長物であることは明白で、古くからのユーザにしてみればまるで退化したような状況なだけに、今回の措置もやむにやまれずといった所であろうか。

SEO対策も重要だが業界そのものを潰してしまいかねないような発展がなされないよう陰ながら見守りたい。

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