グーグルがイギリスでオンライン決済サービスを開始

 16日、グーグルがイギリスで小売店向けのオンライン決済サービスを開始した。

グーグル・チェックアウトは、利用者の情報を一度入力しておけば、あとはネットで買い物をしたときにログインするだけでグーグルに掲載している企業と決済することができるようになっている。このサービスは昨年夏に米国で始まり、16日にイギリスでもサービスを開始した。

「顧客にとって便利になるため、このサービスはサイト(小売店)にとっても良いニュースだ」

とグーグルのシニア・プロダクト・マネジャーJerry Dischler氏は語る。同氏によると、米国ではすでに何千もの小売業者と何百万人もの顧客がこのサービスを利用しているという。

グーグル・チェックアウトは、同社のアワード・サービス(利用者の検索結果に応じて対象を絞った短い文字広告を表示するサービス)とも密接に関わっている。企業はアワードの契約していなくてもチェックアウトを利用できるが、契約企業であれば広告のなかにチェックアウトのアイコンが表示される。グーグルでは、「信頼できる決済手段が簡単に利用できる」ため、顧客にとっても魅力的な機能だとしている。

また、この2つのサービスにはさらなる特典がある。グーグルではアワードの利用料1ポンドに対して、売り上げ10ポンド分の決済処理を無料で行うとしているのだ。

一方、顧客はグーグル・チェックアウトをまだ利用していなくても、企業のサイトをアクセスしている途中でログインの手続きを行うことができるようになっている。また、買い物の履歴を画面で確認できるだけでなく、主な競合サービスであるPaypal同様、小売店にクレジット・カードの情報が伝わらないというメリットもある。

EKM Systems、Imano、ChannelAdvisorなどEコマース数社は、グーグル・チェックアウトを自社のプラットフォームに統合しているが、同様の契約はPayPalとも交わしている。

昨年、PayPalの親会社でオンライン・オークションのEベイは、同社の利用企業がグーグル・チェックアウトを利用して販売を行うことを禁止した。これに対しては単にPayPalを保護するためだとする意見も多いが、同社ではグーグル・チェックアウトの機能の一部がEベイの厳しい基準を満たしていないためだと主張している。

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