コンバージョンレート最適化 パート2

今回はパート1で紹介した以外のGWP(Google Web Optimizer)の利点(活用法)について見ていきたいと思う:

パート1でもお話したが、ユーザビリティテスティングからサイトの問題点を把握し、それらを改善することが非常に重要となる。何故ならその問題点こそが、ユーザーの商品購入に結びつかない最大の原因であるからだ。

USPの比較

USP(unique selling proposition)=「あなた独自の売り込み・オリジナルのセールスポイント」は競合他社との差別化を図る上で重要である。あなたのUSPを短い言葉で説明してみよう。そして他社のUSPとそれをA/Bスプリットテストで比較すると、改善点が見えてくるはずである。

ユーザーの心に残るメッセージとは?

ユーザーの心に残るメッセージ又はセールスポイントを5つリストアップし、GWOテストを使って、それらが分かりやすい、明確なメッセージになっているかを判断する。また、GWOからのレポートで、どのメッセージが有効かを知ることが出来る。

理想の購買者像を設定する

理想の購買者・消費者像をリストアップする。性別・年齢・年収などを具体的に絞り込む。彼らがあなたのサイトのターゲットユーザーとなる。サイトのデザイン、ライティング、画像等はターゲットユーザーに的を絞ったものにする。

ヘッドラインの設定

ヘッドラインはユーザーの購買意欲を刺激する重要な要素。さまざまなヘッドラインをテストし、どれが有効かを見極める。ヘッドラインは商品やサービスの利点(商品の機能ではないので注意)を説明したものでなければならない。ただ、商品が使いやすいことを強調する必要はあるが、大げさな表現にならないよう注意すること。ユーザーに商品の価値を疑われてしまったのでは、意味がない。

タグラインの設定

タグラインとは、サイトの主旨・USPを簡潔に言い表したサイトのキャッチコピーのこと。通常、サイト名や会社名の後に続く。

価格設定

安価がいつも効果的とは限らない。価格が多少高くても、質の良いものを求める消費者は多いからだ。様々な価格を試し、ターゲットユーザーが満足するレベルを見極めること。

また、価格を設定するときのコツは、1円もしくは2円引いた価格にすること。例えば¥400とするよりも¥399や¥398の方が、消費者の心理としてずっと安く感じるためだ。

無料サービス

「1ヶ月分の利用料が無料」「商品を1つ購入するともう1つ同じ商品を無料でプレゼント」など、無料で提供するサービスをいくつか試し、一番利益が上がるものを採用する。

「注文する」ボタンの工夫

「注文する」ボタンはユーザーの注意を素早く引き付けるよう工夫されていなければならない。字体を太文字にする・斜体にする・反転させる・矢印を使うなど、目立つように工夫すること。

レイアウト

シングルコラムレイアウト(single-column layout:スモールスクリーンモードのこと。携帯等の小さい画面に表示する際、見やすいようにレイアウトを変更して表示してくれる機能。) にすると、ユーザーに提供する情報の順序が管理しやすくなる。一番重要な情報が最初にくるようにすること。

また、人は左上から右下に向かって読む傾向があることから、各ページの左上が配置上最も重要な位置となる。

ユーザーの中にはスクロールしない人もいるので、重要な情報はスクロールせずに閲覧できる範囲内に掲載する。

画像

言葉だと多くの説明が必要なものでも、画像だとそれを見れば一目瞭然という場合も多々ある。色々な画像・カラーバリエーションをA/Bスプリットテストで試し、一番適したものを選ぶ。

タイポグラフィー

商品やサービスの売り込みは簡潔に。長すぎるとユーザーが引いてしまう。商品説明は機能についてではなく、利点についてシンプルな言葉を使って説明する。説明は短くても、必要な情報は全て盛り込む。

読みやすいフォントサイズ・カラーを試したり、キーポイントは箇条書きにし、ユーザーがすぐに理解できるようにするなどの工夫をする。

アクセシビリティ

アクセシビリティとは、ユーザビリティとほぼ同義。

サイトを異なったブラウザで閲覧し、表示に問題がないかを確認する。

ダウンロード時間は出来る限り短く。10秒が理想的。

リンクや画像など、ユーザーの目を引くものは全てクリック可能にしておく。

広告のサイズ・形状・各ページ上の掲載位置・カラーフォーマットなど、サイトのデザインに広告がマッチしているかを確認する。

テストした結果を比較・検討する際は、基準となる比較方法を決めておくこと。

コンバージョン最適化はゴールではなくプロセスである。トラフィックが増加し、売上が伸びたとしても、最適化への努力が終わるわけではない。常により質の高いものを目指し、試行錯誤を繰り返すことが必要である。

この記事の原文については、Conversion Rate Optimization, Part 2: Google Takes the Leading Roleを参照のこと。

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